「スキンケア」カテゴリーに関する情報まとめ

「スキンケア」カテゴリーの情報まとめです。書籍・医学論文・日本皮膚科学会のガイドライン等を参考にスキンケアについて解説をしています。


情報公開について

BiDANでは記事内のソースである書籍、論文、美容研究家、管理栄養士、美容アドバイザーからの情報を一般開示しています。

知的財産となるこういった情報は社外秘にすることが一般的ですが、BiDANは「より多くの男性にわかりやすく美容情報を提供する」ことを理念としており、より多くの方々に美容情報を得ていただきたいと考えているため、一般公開をし、また法的範囲内での記事の引用を許可しています。

以下はスキンケアカテゴリーの記事の内容の情報源となります。

※本記事内容は2017年10月20日地点での情報です。

スキンケアの基礎知識

まずはスキンケアの基礎知識について解説をします。

スキンケアの基礎知識では、

・皮膚の基本構造
・肌タイプ
・化粧品・医薬部外品などの違い

の3つについて解説をしていきます。肌の基本構造や役割、化粧品の基礎知識などを知ることにより、現在使用している化粧品がどのように作用しているのか理解することができます。

また、人それぞれ肌質が違います。そのため自分自身の肌タイプを知ることにより、自分の肌に合う化粧品を選定することができるのです。

皮膚の基本構造

まずは皮膚の基本構造について紹介をします。

皮膚の基本構造には、

・皮膚の定義
・表皮の役割
・真皮の役割

の3つがあります。それぞれ詳しく解説をしていきます。

1.皮膚の定義

肌の基本構造

一般的に皮膚は、表皮と真皮によって構成される。

一般的に皮膚は、

・表皮
・真皮

の2つで構成されている臓器のことを指します。

皮膚の厚さは、非常に薄くて0.4mm〜1.5mm程度です。そのため、肌は優しく丁寧に扱う必要があります。

※厳密には、皮下組織や皮膚付属器も皮膚に含まれます。

2.表皮の役割

表皮は皮膚の1番上にあり、

①角質層
②角質層以外の表皮

の2つによって構成されています。

①角質層

角質層の役割は、

・水分保持
・外界からの病原微生物などの侵入を防止

の2つがあると言われています。それぞれ詳しく解説をします。

・水分保持

皮膚の中でも角質層は、0.3mm程度しかないのが特徴的です。角質層は肌のバリア機能を正常に保つ役割を持っていて、肌内の水分を保持する構成になっています。

健やかな肌を保つためには、肌のバリア機能を正常に保つ必要があります。一方で肌のバリア機能が崩れると、シミ、ニキビ、などの肌トラブルが生じてしまいます。

肌のバリア機能が崩れる原因は、「紫外線・乾燥・汚れ」などの要因が複合的に重なり合い発生することによるものが大きいと言われています。

角質層を構成する角質細胞の間には、保湿成分であるセラミドを主成分とした細胞間脂質が角質細胞同士を繋ぎあわせることにより、バリア機能を一定に保っています。

・外界からの病原微生物などの侵入を防止

角質層は、外界からの微生物・アレルゲンなどの侵入を防ぐように設計され、肌内の水分を外に漏れないような構造になっています。

これもいわゆる肌のバリア機能を正常に保つ、肌のバリア構造と言われるものです。

②角質層以外の表皮

肌のターンオーバー

基底層で角質細胞が作られ、角質層で古い角質が剥がれる。これを一般的に肌のターンオーバーを呼ぶ。

角質層以外の表皮として、

・顆粒層
・有棘層
・基底層

の3つがあります。

上記の図のように、基底層が新しい角質細胞を生成し、角質層に存在している古い角質は剥がれおちていきます。これを一般的に肌のターンオーバーと呼びます。

健やかな美肌に保つためには、肌のターンオーバーのサイクルを正常に保つことが重要です。肌のターンオーバーのサイクルが乱れると、皮膚の新陳代謝が悪くなり肌トラブルが引き起こりかねません。

3.真皮の役割

真皮

真皮は肌全体に潤いと弾力感を与える

真皮の役割は、肌全体に潤いと弾力を保つことであると言われています。

真皮は、表皮を支える形で皮膚の土台を維持する構造になっています。真皮は上記の図の通り、網目状に張りめぐらされたコラーゲンとコラーゲンを繋ぐエラスチン(上記の図では紫色をした線)が皮膚の弾力を正常に保つための構造になっています。またそれらの隙間には保湿成分であるヒアルロン酸などが含まれており、肌全体の潤いを保つ仕組みとなっています。

真皮は、皮膚の土台を維持する役割を持っているため、真皮内までダメージを受けると正常な皮膚に戻るには時間がかかってしまうことがあります。

代表的な例は、ニキビ跡・クレーター肌などが当てはまります。ひどいニキビ跡・クレーターになると、真皮内までダメージが及び一生肌に跡が残る恐れがあります。シミ・しわ、たるみなども大きく関係しているので、頭の中に入れておくと良いでしょう。

肌タイプ

肌のタイプ

出典:資生堂(www.shiseidogroup.jp/binolab/s_0033/)

ここでは肌のタイプについて紹介をします。

代表的な肌タイプは、

・ノーマル(普通)肌
・オイリー(脂性)肌
・ドライ(乾燥)肌
・オイリードライ(混合)肌

の4にあります。それぞれ解説をしていきます。

ノーマル(普通)肌

ノーマル(普通)肌の方は、

・カサつきやザラザラしていない
・目元のシワが気にならない
・Tゾーン,Uゾーン,頬などに脂がついていない

などの特徴があります。

オイリー(脂性)肌

オイリー(脂性)肌は、

・カサつきやつっぱりがない
・目元のシワが気にならない
・Tゾーン,,Uゾーン,頬などに脂がつく

などの特徴があります。

ドライ(乾燥)肌

ドライ(乾燥)肌は、

・つっぱりやカサつきが気になる
・目元のシワが気になる
・Tゾーン,Uゾーン,頬などに脂がついていない

の特徴があります。

オイリードライ(混合)肌

オイリードライ(混合)肌

・局所にカサつきやつっぱりを感じる
・目元のシワが気になる
・Tゾーンに脂がつく

などの特徴があります。

敏感肌

上記4つのタイプ以外に、敏感肌と言われる肌タイプも存在します。

敏感肌の定義については、東北大学名誉教授である田上八朗による説明を引用します。

顔に化粧品を塗ったあとや石鹸で洗顔したあとが、チクチクしたり、ヒリヒリ焼けるように感じたり、つっぱったりと行ったような刺激感を感じながら、実際には顔の皮膚に目に見える症状が見られないものを、一般に”敏感肌”を読んでいる。

出典:スキンケア最前線

敏感肌の原因として考えられているのは、角層のバリア機能の低下であると言われています。

ただし、日本人では、背景にもともと皮膚疾患が見受けられ、アトピー性皮膚炎などの疾患を抱えている方も多いとのこと。

化粧品と医薬部外品などの違い

スキンケアの化粧品類の違いについて紹介します。

主な化粧品類に関しては、

・化粧品
・医薬部外品
・医薬品

の3つがあります。それぞれ解説をしていきます。

①化粧品

化粧品は、「健康状態の維持」を目的とした位置づけとなっています。そのため、予防・治療効果は期待できないことになっています。

②医薬部外品

医薬部外品は、化粧品と医薬品の中間で準医薬品的な位置づけとなっています。

③医薬品

医薬品は、「疾病の診断,治療または予防」を目的とした位置づけとなっています。

※薬事法に関する記述のため、詳細につきましては右記資料を参考にして下さい。

参考URL:www.caa.go.jp/action/counsellor/pdf/131025sanko3.pdf

スキンケアの方法

スキンケアの方法について紹介をします。

スキンケアの方法には、

・洗顔
・保湿

の2つがあります。それぞれ解説をしていきます。

洗顔

まずは、洗顔について紹介をします。

洗顔については、

・顔の皮膚の汚れ
・望ましい洗顔方法

の2つについて解説をしていきます。

①顔の皮膚の汚れ

スキンケアの目的は、健康で美しい皮膚を保つためです。

また、近畿大学医学部皮膚科教授である川田暁では、以下の通りスキンケアの目的を解説しています。

皮膚科学的に、皮膚表面の汚れを除去し清潔を保つ保清(洗浄)、皮膚に潤いを与え乾燥やひび割れを防ぐ保湿、太陽紫外線による傷害から皮膚を守る紫外線防御がスキンケアの基本としてあげられる。

出典:美容皮膚科ガイドブック

洗浄するべき皮膚の汚れには、

・剥がれた角質細胞(垢)
・表皮脂質
・汗
・皮膚に損傷がある場合の血液等
・埃、土などの環境由来のもの
・化学物質・食品、化粧品類
・メイクアップ化粧品
・皮膚表面に付着した病原体

などがあげられます。

顔面は最も皮膚分泌量が多い部位です。これは、皮脂腺が多いことによるものですが、肌のバリア機能を一定に保ち肌に潤いを与えるのが大きな理由です。

顔面の皮脂は肌のバリア機能を一定に保つために必要ではありますが、時間が経過すると油は酸化してメイクアップ化粧品や埃などと混ざり合い汚れとなってしまいます。この汚れが皮膚に残ったままだと、皮膚疾患・肌トラブルが生じてしまうので、正しく洗浄する必要があります。

洗浄剤による皮膚洗浄のメカニズムは、洗浄剤に含まれる界面活性剤が皮膚に固着した油や汚れに付着すると、汚れと界面活性剤の合体物が作られ、その合体物が皮膚から剥がれることで汚れが落ちる仕組みであると言われています。

②望ましい洗顔方法

望ましい洗顔方法については、日本皮膚科学会ガイドライン等をみても確かなエビデンスがないので、具体的な洗顔方法についての記述はなかった。日本皮膚科学会ガイドラインですすめる洗顔の回数は1日に1〜2回程度とのことです。

具体的な望ましい洗顔方法については、近畿大学医学部皮膚科教授の川田暁教授が紹介する洗顔方法を紹介します。

※bidanではより信頼性の高いコンテンツにするために、以下の通り引用させて頂きます。

<望ましい洗浄の仕方>

①適量のメイククレンジング剤を顔にのせ指先や指腹で広げ撫でるようにしてメイクアップ料をなじませる。顔や手が濡れているとクレンジング成分であるオイルが乳化してしまいメイク汚れと接触できなくなりクレンジング力が低下する。クレンジング剤が少ないと摩擦による皮膚刺激が生じるので、製品に指示されている適量を守る。

②メイク汚れとクレンジング剤がなじんだら、皮膚をすらないように化粧用コットンなどでやさしく拭き取るか水かぬるま湯で洗い流す。

③適量の洗浄剤に水かぬるま湯を加え泡立てる。

④泡立てた洗浄剤をあらかじめ濡らしておいた顔(額正中、花、顎、頬)において、指先や指腹で撫でるようにして皮膚表面の汚れとなじませる。皮脂分泌の多い正中付近を丁寧に洗うとよい。洗浄剤に触れる前に顔面皮膚を濡らすことにより界面活性剤の皮膚への吸着が低減される。

⑤洗浄剤の残留がないようにぬるま湯でよくすすぐ、冷たいと界面活性剤が除去しにクク熱い湯は脱脂しすぎとなる可能性がある。

⑥吸水性のよいタオルで水分を拭き取る。その際、皮膚を擦らないように注意する。

出典:美容皮膚科ガイドブック

保湿

では次は、保湿について紹介をします。

保湿について、

①皮膚と保湿の関係性
②望ましい保湿の方法

の2つを紹介をしていきます。

①皮膚と保湿の関係性

肌の健やかに保つためには、肌のバリア機能を一定に保つ必要があることは解説しました。

顔面は常に露出しているため、環境等の外的因子の影響を受けやすく、肌トラブルが生じやすい傾向にある特徴があります。上記の理由により、保湿剤によるスキンケアを行うことが望ましいと言われています。

②保湿剤の種類

保湿剤の種類を紹介します。

一般的に保湿剤は、

・化粧水
・乳液
・クリーム

などの化粧品のことを言います。最近では様々な保湿剤が販売されており、「美白、小じわを防ぐ」などの訴求のある化粧品も多いです。化粧品にも、医薬部外品や医薬品などの種類もあり、それぞれ目的が違います。スキンケア化粧品の分類については上記で解説をしているので、ぜひ参考にしてください。

③望ましい保湿の方法

望ましい保湿の方法・保湿剤の使用方法について紹介をします。

ここでは、

・近畿大学医学部皮膚科教授の川田暁教授

・京都大学大学院医学研究科皮膚科学の宮地良樹

の専門医による望ましい保湿の仕方を紹介していきます。

※bidanではより信頼性の高いコンテンツにするために、以下の通り引用させて頂きます。

<近畿大学医学部皮膚科教授の川田暁教授による保湿剤の仕方>

まずは、川田暁教授による望ましい保湿の仕方を紹介します。

<望ましい保湿の仕方>

①肌質による保湿剤の選択

皮脂腺の発達した脂腺性毛包が顔面の正中だけではく外側の方にも分布する脂性肌の場合、油分のない保湿剤である化粧水を主に使用し、顔面の外側など必要に応じて乳液やクリームを用いる。ニキビが出やすい対象者では、ノンコメドジェニックの化粧品を選択する。皮脂分泌が少ない乾燥肌の場合は、化粧水だけではなく、乳液やクリームなど油分を含む保湿剤を用いるとよい。

②年齢による保湿剤の選択

思春期以降皮脂腺が発達し皮脂分泌が増加する。若いほど皮脂分泌が多く50歳代以降は皮脂分泌が低下する。そのため、若年者は、油分の少ない保湿剤、50歳代更年期以降の肌では油分を含む保湿剤を用いる。

③季節による保湿剤の選択

晩秋から冬期には、皮膚が乾燥し顔面のバリア機能が低下するため、保湿・保護のスキンケアが特に必要である。湿潤剤を含む水相のみの製剤だけでなく、湿潤剤を含む水相と閉塞剤を含む油相の双方を含んだO/W型製剤のクリーム剤が勧められる。特に乾燥がひどい場合あ、W/O型製剤が良い。

④使用者の好みによる保湿剤の選択

保湿剤のべたつきを好まない対象者では、化粧水やジェル型の保湿剤がよい。何週類も塗布するのが面倒であれば、1剤でも許容される。乾燥肌傾向であればクリームを、脂性肌傾向であればジェルがたや乳液状の製剤を用いる。

出典:美容皮膚科ガイドブック

<京都大学大学院医学研究科皮膚科学の宮地良樹>

次に、宮地教授による望ましい保湿剤の仕方について紹介をします。

<望ましい保湿の仕方>

①入浴後早めに(10分以内に)塗る方が効果的と思われる。

②1日2回塗ってもよい。

③適量と思われる量よりも多めに塗ると保湿効果は高まる。

④この計算でいくと、両上肢だけでも1週間に50gの保湿剤が必要になる。

⑤1回あたりの塗布の目安は、上肢で第たい3FTU(人差し指の指腹側末端部に載せた量が1FTUで、チューブから2.5cm押し出した量に相当する)である。

出典:スキンケア最前線

紫外線のスキンケア

ここでは、紫外線のスキンケアについて紹介をします。

紫外線のスキンケアについては、

・紫外線とは
・紫外線とシミの関係

の2つを解説をします。

紫外線とは

まずは、紫外線とは何か。

基本的に肌に関係のある紫外線の種類には、

・UV-A
・UV-B

の2つあると言われています。それぞれの特徴を解説して行きたいと思います。

紫外線

①UV-A

UV-Aは、中波長紫外線(UVB:280~320nm)と言われる紫外線です。

UV-Aは、UV-Bと比較すると生物学的作用は弱いですが、大量に浴びすぎると紅斑を惹起してしまいます。

②UV-B

UV-Bは、超波長紫外線(UVA:320~400nm)と言われる紫外線です。

UV-Bを浴びすぎると、炎症反応・色素沈着などの生物学的作用が起こります。

紫外線とシミの関係

紫外線と肌の関係

では、紫外線とシミの関係について紹介をします。

シミの原因は、メラニンをしっかり排出しないために引き起こされます。

シミの原因であるメラニンは、紫外線により角化細胞に異常が起こると過剰に生成する特徴があります。そのため、過剰にメラニンが作り出されると、効率良く排出できなくなりシミとなってしまいます。

日焼けなどで大量に紫外線を浴びたり、睡眠不足など乱れた生活習慣を送ると、そもそもメラニンを排出できなくなったり、肌のターンオーバーのサイクルが乱れて効率よく新陳代謝を促進できないために、シミとなると言われています。

悩み別のスキンケア

悩み別のスキンケアについて紹介します。

ここでは、

・ニキビ(痤瘡)
・シミ
・シワ
・たるみ
・くすみ
・毛穴
・乾燥

の5つの悩みを解説をしていきます。

ニキビ(痤瘡)

ニキビ症例1

出典:東京アクネクリニック

まずはニキビ(痤瘡)のスキンケアについて紹介をします。

ニキビのスキンケアについては、

・ニキビとは
・ニキビの原因
・ニキビの種類
・ニキビの対策
・皮膚科での外用治療
・皮膚科での内服治療
・皮膚科でのケミカルピーリング

の7つを解説をしていきます。

1.ニキビとは

ニキビとは、脂腺の疾患であり医学的には、「尋常性痤瘡」と言われています。

日本人の思春期男女の90%以上が経験する慢性的な皮膚疾患です。

ニキビが発生する過程は、肉眼では見えない組織学上の呼び名である微小面皰から始まり、閉鎖面皰か開放面皰のいずれかとして形成されます。異なる点は、いわゆる白ニキビ、黒ニキビの違いである。

2.ニキビの原因

ニキビの原因には、

・皮脂分泌亢進
・毛包漏斗部角化亢進

の2つがあります。それぞれ解説をしていきます。

①皮脂分泌亢進

皮脂分泌亢進とは、皮脂が過剰に分泌されることを指します。

皮脂分泌亢進の原因には、

・男性ホルモンの分泌亢進
・不規則な食生活
・乱れた生活習慣
・ストレス
・化粧品などの外的因子

などが複合的に重なり合うことで発症すると言われています。

思春期にニキビが発症してしまう理由は、皮脂腺の機能が亢進するためです。それに深く関わっているのがホルモンバランスであると考えられています。

思春期は身体が大人になるために、成長ホルモンが多く分泌されます。特に、副腎由来のジヒドロテストステロン(DHT)が増加することが皮脂腺の機能を亢進すると考えられています。

皮脂腺の機能が亢進することにより、皮脂の貯留及び細菌増殖が起こりやすくなるのです。

また、脂っぽい食べ物が中心の食生活やストレスを抱えたりすることでも皮脂が過剰に分泌してしまう原因になると言われています。

②毛包漏斗部角化亢進

毛包漏斗部が刺激されて角化が引き起こされると、毛包漏斗部が角質で塞がれてしまうため皮脂貯留が著しくなりニキビが形成されます。組織学上、初発疹で形成されたニキビは微小面皰と呼ばれています。

毛包漏斗部が刺激される原因は、過剰に分泌された皮脂が細菌によって分解されて、遊離脂肪酸が発生することにより引き起こされると考えられています。

3.ニキビの種類

ニキビの種類

出典:東京アクネクリニック

では、次はニキビの種類について紹介をします。

ニキビの種類には、

・微小面皰(組織学上の呼び名)
・閉鎖面皰(白ニキビ)
・開放面皰(黒ニキビ)
・紅色丘疹(赤ニキビ)
・膿疱(黄ニキビ)
・瘢痕(紫ニキビ)

の6つがあり、形成プロセスも微小面皰から始まり、瘢痕として跡に残る順序です。

医学的用語ではなく、白ニキビなどの表現と上記図を見ていただければイメージがつくと思います。

紅色丘疹は炎症が発生し、膿疱は紅色丘疹が悪化した状態です。瘢痕はニキビ跡の表現に近いですが、肌に跡が残ってしまう状態のことを指します。

4.ニキビの対策

ニキビの対策では、

・ホルモンバランスを整える
・適切なスキンケアをする
・栄養バランスの良い食生活
・良質な睡眠をとる
・皮膚科での治療

の5つなどがあげられます。それぞれ詳しく解説をしていきます。

①ホルモンバランスを整える

ホルモンバランスは思春期の時期に崩れやすくなりますが、ストレスを抱えてもバランスが崩れてしまいます。

そのため、休日はストレスを発散するようにして、ストレスを溜め込まないようにすることが望ましいと言われています。

②適切なスキンケアをする

適切な洗顔や保湿などのスキンケアも重要です。1日何度も洗顔をしたり、乾燥肌なのに化粧水のみしか使用していなかったりと、間違ったスキンケアをするとニキビの原因となります。

適切なスキンケアの方法については、上記で紹介をしているので参考にしてください。

③栄養バランスの良い食生活

脂っぽい食べ物を摂らずして、野菜のみしか摂るのも肌には悪影響を及ぼします。

肌を健やかに保つには、バランス良く栄養素を摂る必要があります。もちろん、アルコール・タバコの取りすぎは肌に悪影響を及ぼしますので、多く摂りすぎている場合は控えるようにしましょう。

④良質な睡眠をとる

睡眠と肌には密接な関係があります。肌の基本構造で「肌のターンオーバー」について解説をしましたが、肌のターンオーバーが最も活発になるのが、睡眠中であると言われています。

特に、夜22時〜深夜2時は成長ホルモンが最も活発に分泌される時間帯なので、肌のゴールデンタイムをも言われています。

肌のターンオーバーは、肌の新陳代謝のことです。ニキビで悩んでいる人はできるだけ肌のゴールデンタイムで寝るように心がけると良いでしょう。

⑤皮膚科での治療

最後に、皮膚科での治療です。ニキビで悩んでいる多くの方は、自宅でのセルフケアを中心に対策をしています。

しかしどうしても治らない方、専門的に正しく治療を行いたい方は、やはり皮膚科に通うが望ましいです。

皮膚科での治療内容に関しては、以下で紹介をしていきます。

5.皮膚科での外用治療

皮膚科での外用治療としては、塗り薬(医薬品)が中心です。

主なニキビの外用剤は、

・ディフェリン
・ベピオゲル
・デュアックゲル
・ダラシンTゲル
・ダラシンTローション
・アクアチムクリーム
・アクアチムローション
・ゼビアックスローション

などがあります。効果や塗布方法、副作用などは医師が説明すると思いますが、念のため確認すると良いでしょう。

6.皮膚科での内服治療

ニキビで用いられる内服薬は、

・ペネム系抗菌薬
・マクロライド系抗菌薬
・テトラサイクリン系
・ニューキノロン系

などがあげられます。

ニキビに用いられる内服薬は主に抗菌薬であると言われています。

抗菌薬の処方等は、尋常性痤瘡治療ガイドライン2016で定められており、詳細については専門の医師により説明があることがほとんどです。

7.皮膚科でのケミカルピーリング

皮膚科での専門的な治療として、ケミカルピーリングがあります。

ケミカルピーリングは、化学薬品を塗布し、皮膚を剥がすことによって、皮膚の再生を促進する治療法であると言われています。

施術にあたり、日本皮膚科学会ケミカルピーリングガイドラインに定められた範囲で、施術前の確認事項・施術前の説明項目・施術上の注意点などを医師が説明し同意書を得て行われます。

具体的な施術内容等については、専門の医師が説明するのでしっかりと確認しましょう。

シミ

※随時更新をしていきます。

シワ

※随時更新をしていきます。

たるみ

※随時更新をしていきます。

くすみ

※随時更新をしていきます。

毛穴

※随時更新をしていきます。

乾燥

※随時更新をしていきます。

コラム

ここでは、上記では解説できなかった+αのスキンケア情報について紹介をします。

たばこと皮膚の関係性

喫煙は、肺癌、心筋梗塞、喘息などのリスクが高まると言われおり、社会全体で喫煙対策が活発に行われるようになってきた。

皮膚との関係性については、

・目尻のしわとたばこの消費量は関係がある
・非喫煙者と比較をするとバリア機能が低い
・肌が乾燥していて、肌状態が悪い

などが指摘されている。喫煙をすることで肌が老けてしまう傾向にあることは否めないと言える。

特に、健やかな肌を維持するためには、肌のバリア機能を一定に保つ必要がある。

しかし、喫煙者と非喫煙者を比較すると、バリア機能が低いため肌の状態を悪化させる一方であると言えます。

参考文献

↓ 本記事につきましては、以下参考文献をもとに執筆しております。

<参考文献>

1.清水宏(2005年) 「あたらしい皮膚科学」出版:中山書店

2.宮地良樹(2013年)「皮膚科診療最前線シリーズ スキンケア最前線」出版:メディカルレビュー社

3.宮地良樹(2006年)「皮膚科診療最前線シリーズ にきび最前線」出版:メディカルレビュー社

4.吉木伸子,岡部美代治,小田真規子(2010年)「正しいスキンケア事典」出版:高橋書店

5.スキンケア大学(2016年)「医師が教える正しいスキンケア大全」出版:宝島社

6.川田暁(2017年)「美容皮膚科ガイドブック」出版:中外医学社

7.資生堂ビューティークリエーション研究センター(2014年)「資生堂 本気の美容事典」出版:Gakken

8.宮地良樹(2006年)「皮膚科診療最前線シリーズ にきび最前線」出版:メディカルレビュー社

9.日本皮膚科学会ガイドライン 尋常性痤瘡治療ガイドライン2016(最終閲覧日:2017年10月13日)www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/acne%20guideline.pdf


『スキンケア』カテゴリーの情報まとめ記事はこちら

http://www.healthy-style.jp/archives/48846

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